【スクランブラーカスタム 9】

2018/01/19

本日は腰上と言われる「シリンダーヘッド」の部分をご紹介です


FCRをつけて現代風カスタムとは違う面を見て頂きましたが
さらに、計画していることがあります

・回転をあげる(まわす)楽しさ
・軽やかな回転上昇
・純正の良さを引き出す

という計画です
・バルブガイド、バルブフェース、バルブシートの整備は絶対です
・オーバーラップの変更(カムシャフト交換)
・フライホイール軽量化
・ピストン・ピストンピン・リングのDLCコーティング

です


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一般作業としてバルブの汚れを落とし、燃焼室も洗浄します
ついでに汚れが付きにくいように、落ちやすいように磨きます
磨いたバルブフェースをカットし、適切に燃焼室が密閉されるように加工します
当たり面がきれいにスジがついているのが分かりますか?
ポート形状は純正を維持しながらなめらかな形にポーティングします









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ピストン周辺はDLCがお薦めです
スクランブラーのピストンは何も加工はされていませんので、迷わずDLCをしました!
このピストンのバルブリセスは吸気も排気も同じ形しているんですよ
通常は大きさに違いがるのですが、これはご覧のとおりです(^^)








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画像にはありませんがカムシャフトは純正のオーバーラップ11度ではありません
勿論、結合は「AELLA」より発売されていますチタンワッシャを使用します
金色に見える真鍮の部分にセンタリングをする為の突起があります
また、その周辺はチタンになっていて通常のワッシャとは違い平面になっています
2種類の材料を使い分けることで振動軽減にも役立っているのです
これで締め付けます

形になっていくエンジンを見るのは楽しいですね ♪








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ちなみに弊社ではこのようにヘッドの中身は保管しています
作業効率があがって良いですよ(^^)








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フライホイールはこんなかんじです
勿論
右が純正で左が今回のフライホイール
この組み合わせで約1kgの軽減です

さてさて、乗るのがますます楽しみになってきました






皆様もこの寒い間に春の準備をお願いします
冬でも乗られている方はたくさんおられますが

次は一気に合体していきます

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この投稿は2018/01/19